こんにちは。ホームリメイク俱楽部(熊本)のリメーくんです。
今回は、お風呂のリフォームでも補修(補強)の部分について
ホームリメイク北熊本/ヴァリオスプランニング様よりお伝えいたします。
お風呂のリフォームを考えた場合、タイル貼りのお風呂では壁や床の劣化や寒さを1番に上げる方が多いです。また、ユニットバスの場合は、バスタブの劣化や割れに次いで、壁の腐食などが多いと思います。
今回は、その中でも1番補修(修理)が出来ない(難しい)と思われている浴槽の修理についてご紹介します。
【施工前】
こちらのお風呂は、賃貸マンションになりますが、お客様の退去後にオーナー様がチェックしたところ、経年劣化による色褪せと汚れが気になるとのことで、ご相談がありました。
お見積もりの為、現場調査を行ったところ、写真では少し見にくいのですが、手で触っても分かるくらいのひび割れによる浮きを発見しました。
これは、FRPの浴槽では良くある現象で、長年の使用によるヘアークラック(小さな無数のひび割れ)です。
FRPは、ガラス繊維を樹脂で固めて成形するのですが、樹脂の劣化によりガラス繊維との結合が緩くなったために発生します。
このまま使用して、寿命まで使用してから交換するのが、一般家庭では普通なのですが、賃貸物件となると、入居者様にとっては不満の原因となります。
【施工中】
ヘアークラック部分をサンディングし、ガラス繊維と樹脂で補強します。その上から凸凹を無くすためにパテで表面を平らにしてから特殊樹脂で塗装します。
【施工後】
このリフォーム方法の良いところは、新品に入替えるよりも1/5~1/3程度の価格でリフォーム出来る事と、同じFRPで補強しますので寿命が長くなるということです。
FRPは、その厚さによっても寿命が違うのですが、バスタブの場合は15年から20年と言われています。(船など厚さのある場合は35年程度)
このリフォームを修理と捉えるかメンテナンスと捉えるかで、考え方も変わりますが、取り壊さない(交換しない)リフォームは、地球にもお財布にも優しいリフォーム方法ですので、是非、ご検討の材料にしていただけると幸いです。
一つ注意点としては、このリフォームに使われる塗料と技術です。ホームリメイク倶楽部では、オリジナルのお風呂専用特殊樹脂塗料を使用していますが、弱い塗料を使用すると対応年数がぐっと下がります。
また、塗装前の下処理に手間が掛かるため、下処理をいい加減に行う業者も存在します。
下処理をいい加減に行うと、どんなに良い塗料を使っていても直ぐに剥げてしまったり、気泡が出来てしまったりしますので、丁寧な業者を選びましょう。
ホームリメイク俱楽部(熊本)のリメーくんでしたー!!